大学生のソウスケは天才的な球体間接人形作家。 こだわりぬいた作品は妖しい魅力に満ちていた。 ところがある日、恋人のヒヨリを展示会に連れていったことから、 狂気に満ちた連続殺人事件が幕を開けた。 犯人は、親交のある人形作家か狂信的なファンか―。 真犯人を追ううち、人形を愛する人たちの狂気の世界に呑みこまれ、 ソウスケのすぐ近くまで魔の手が迫る。